離乳食の時期が近づいてくると、ベビーチェアの検討が始まりますよね。
色々なベビーチェアがあるので、どれを購入しようか迷う方も多いのではないでしょうか。
ハイチェアはストッケのトリップトラップがオススメと聞いたけど、実際どうなの?
高い買い物だから失敗したくない!
そんな方に向けて、実際にストッケのトリップトラップを利用している我が家の感想をレビューします。
ニューボーンセット・ベビーセット・トレイ・ハーネス・クッションなどの別売りの付属品も全て試しました。正直にレビューしていきます!
憧れのストッケ トリップトラップ
ハイチェア界のキングとも言える、ストッケ(STOKKE)のトリップトラップ(Tripp Trapp)。
世界販売台数は1,200万台以上。
「おしゃれなお家は大体ストッケのトリップトラップ」と言っても過言ではありません。
美しい北欧のおしゃれなデザインかつ、赤ちゃんから大人まで使えるという実用性。
さすがハイチェア界のキング!
ですが、お値段は可愛くありません(泣)
本体価格は34,980円。さらに付属品も購入するとなると、もっと高くなっていきます。
ベビーチェアにしては高めのお値段ですよね…
高いのにトリップトラップが選ばれる理由
他のベビーチェアと比較してお高めなのに、どうしてこんなに選ばれているのでしょうか?
まずはトリップトラップの魅力についてお伝えします。
柔軟に高さが変えられるので、成長しても正しい姿勢で座れる
正しい姿勢で座るためには、以下の点が重要です。
- 腰を立てて座ること
- 膝の角度が90度になること
- 足裏をつけて座ること
- 肘の高さにテーブルがくること
トリップトラップは、座面と足置きの両方の高さが変えられるので、成長に合わせて細かく調整できます。
バンボやバウンサーなどで足がつかない状態で食べさせると、飲み込みづらくなるのでおすすめできません。
座面や足置きの位置が調整できないベビーチェアも、使用期間が限定されます。
食べムラがあったけど、椅子を変えて正しい姿勢で座るようになったら、集中して食べられるようになって、食べムラが改善した!という声もあります。
頑丈で壊れないので、大人になるまで長く使える
トリップトラップは、高さの調整ができることに加えて、とても頑丈です。
大人も使うことができ、耐荷重はなんと136kg。7年のメーカー保証もついています。
似たようなデザインで、もっと安いベビーチェアがあるのも事実です。
ただ、見た目は似ていても、壊れやすかったり、すぐに塗装が剥げることがあります。
トリップトラップはベビーチェアとしては高いですが、学習机としても長く使えると思うと、買っても良いかなという気になりますね。
実際、小さい時に購入したトリップトラップをずっと使っているという口コミも多くありました。
高いかもしれないけど、ストッケのトリップトラップはオススメ。わたしが使ってたのを娘が使ってる。
— かりんさま®︎_4y (@4m41798559) September 26, 2023
わたしは勉強机の椅子にも使ってた。自室が畳の部屋になったから使いにくくなってやめたけど、フローリングだったらずっと使えてた。親のところには姉の分もまだある。
そして14年ありがとうストッケのトリップトラップ👶
— 🍿かおりんご⑅⃝🍿 (@kaoringotospla) August 12, 2021
めっちゃ長く使えるから赤ちゃんいる人おすすめよ👶 pic.twitter.com/ezO94q7hPi
ストッケはトリップトラップを子供に買ったけどとにかく丈夫でびっくりしてる。もう15年使ってるけど全然傷まない。カリモクの学習チェアの方が先に壊れそう。
— 七瀬 (@nanasenana7_7) December 13, 2019
カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
カラーバリエーションが豊富なのもトリップトラップの魅力。
お部屋のインテリアにあわせて好みの色を選べます。
- ビーチ材/12色展開
- オーク材/3色展開
- アッシュ材/1色展開
兄弟で違う色を組み合わせて選ぶのもおしゃれです。
後悔しない?トリップトラップのデメリットは?
値段が高い(本体価格34,980円)
トリップトラップの一番の難点は価格ではないでしょうか。
本体価格は34,980円です。(※2024年8月現在の価格)
実際、西松屋などに行けばもっと安いベビーチェアを購入することができます。
ですが、トリップトラップは、長く使えるというメリットがあります。
小学校卒業の12歳まで使う場合、使用年数で割って計算すると、年間費用は3,000円未満です。
SNSの口コミ探しても、買って後悔している声はほとんどなく、「高いから購入を躊躇している」という声が圧倒的でした。
結局、3歳になってからトリップトラップを買い足して、「早く買えばよかったー!」という声もあったよ。
高いから迷うけど、どうせ買うなら離乳食時期から使いたい…。
別売りの付属品が多く、全て揃えるとさらに高い
「セットでついてくると思ったら別売りだった!」と勘違いをするのは悲しいですよね。
事実、トリップトラップの本体は、木でできた部分だけで、別売りの付属品が多いです。
本体・付属品とその価格を見てみましょう。
本体・付属品 | 価格 |
---|---|
トリップトラップ本体 | 34,980円 |
ベビーセット | 9,790円 |
トレイ(テーブル) | 8,580円 |
ハーネス | 6,930円 |
クッション | 8,558円 |
ニューボーンセット | 19,800円 |
0歳から使いたい場合は、本体の他にベビーセットが必須です。
公式HPでは、2歳半まではベビーセットを使用するように記載があります。
トレイ(テーブル)や転落防止のハーネスについても別売りなので、フルセットで揃えようとすると価格が上がっていきます。
ニューボーンセットなど含めて、上記全て揃えると88,638円です。
全部購入するとかなり高額になります!それぞれの付属品が本当に必要か、いらないかについては、後ほど説明します。
椅子の脚が大きくて邪魔になることも
椅子の脚が座面より後ろに飛び出しているので、置き場所によっては邪魔に感じるかもしれません。
SNS上ではトリップトラップの脚に小指をぶつけて悶絶している人がちらほら見られました。
ホットカーペットを敷けるように、テーブルの向きを変えてカウンターギリギリまで寄せてみたけど、これ、トリップトラップに足ぶつけるわね…確実にぶつけるわね… pic.twitter.com/vLZ6GMJfJw
— あっこ(さほど秘密でもない) (@ranacco) October 31, 2015
我が家ではトリップトラップの後ろ側が通り道にならないような配置にしています。
また、脚が邪魔で掃除がしにくいので、「もっとすっきりした脚のベビーチェアにすればよかった」という後悔の口コミもありました。
トリップトラップは、赤ちゃんが暴れても倒れないように、がっしりした脚になっているので、ここは一長一短ですね。
#こっち買えばよかったプチ後悔シリーズ
— あお@1y DWE (@tyma_124) December 17, 2023
①ベビーチェア
今:ストッケ→ 未練:サイベックス
足の体積多すぎて床掃除がめんどくさいのと、ハーネスのつけ外しがかたくてプチストレス pic.twitter.com/QIHtpBU4Xp
トリップトラップで本当に必要な付属品は何?
トリップトラップは付属品が多く、どれを買おうか悩みますよね。
ここでは、全ての付属品を実際に利用した私が、それぞれの必要度合いをご紹介します。
フルセット揃えるのは高いから、最低限必要な付属品だけを教えて…!
私が思う必要度合いは以下の通り。
トリップトラップ付属品 | 必要度合い |
---|---|
ベビーセット | 0~2歳は必須 |
トレイ(テーブル) | BLWや掴み食べに便利 |
ハーネス | あると安心 |
クッション | なくても大丈夫 |
ニューボーンセット | あったら楽しいけど… |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
0歳から使うならベビーセットは必須
上でも書きましたが、0~2歳の子どもが使用する場合はベビーセットは必須です。
諦めて購入しましょう。
ダイニングテーブルにつけて使用するならトレイはなくても平気
ダイニングテーブルに横付けして使用する場合は、トレイは不要です。
ただ、トリップトラップに付属できるトレイがあった方が安定して座ることができて、食事にも集中してくれます。
家族のダイニングテーブルに近いと、他の食事やカトラリーに手を伸ばそうと身を乗り出したり、気が散りやすいです。
また、トレイがないと食べこぼしたものが服や床に落ちやすく、掃除が大変になります。
トリップトラップのトレイは簡単に外すことができるので、丸洗いできて便利です。
BLWや手づかみ食べを積極的に取り入れたい場合は、トレイの購入をおすすめします。
参考記事:赤ちゃん主導の離乳食BLWとは?始め方やメリット・デメリットを解説
ワンオペで食事をさせるなら、安全のためにハーネスは欲しいところ
トリップトラップはハーネスがなくても使用可能です。
ストッケの公式サイトでもハーネスについて以下の記載があります。
トリップ トラップの基本的な考え方としてはお子さまが自由に動けることを大切にしていますので、もしお子さまが安全に座っていられるようであれば使用しなくても大丈夫です。
ストッケ公式サイト トリップ トラップ よくあるご質問より
ただ、最初はハーネス無しで問題なくても、我が家では9ヶ月頃からヒヤッとすることが増えました。
1歳頃はハイチェアからの転落事故件数も多く、消費者庁も注意喚起を行っています。
目の届く範囲で使用をしていても、落ちるのは一瞬です。
兄弟がいるご家庭やワンオペ育児をしていて常に赤ちゃんの隣にいられない方は、安全対策のためにハーネスを利用することを推奨します。
クッションは無くても大丈夫
クッションがあると可愛いですし、座り心地も良さそうです。
ただ、必須のアイテムではないです。
赤ちゃんの身体が小さくて、背中と椅子の間に隙間ができてしまう場合は、家にあるタオルやクッションなどを挟んで代用する手もあります。
他にも、ミンネなどのハンドメイドを利用したり、プッパプーポなど正規品でないクッションを利用してコストを抑えることも可能です。
正規品クッションのメリットは、撥水加工されていて汚れがつきにくいところです。
ウェットティッシュでさっと拭くだけで簡単に掃除できるので、お手入れが楽ちんです。
我が家はBLW(赤ちゃん主導の離乳食)を実践していて、手づかみ食べでの食べこぼしも多いですが、正規品のクッションはびっくりするほどシミになりづらいです。
また、正規品の場合は不要になったときもメルカリなどで売りやすいかもしれませんね。
ニューボーンセットは使用できる期間が短い
ニューボーンセットがあると、新生児のときから同じ目線の高さで食卓を囲めて楽しいです。
友人が訪ねてきてくれた時も、一緒にダイニングテーブルを囲めるので重宝しました。
高さがあって、かがむ必要がないので、腰痛がある人におすすめです。
ただ、生後5ヶ月を過ぎると離乳食が始まると、ニューボーンセットは外して、ベビーセットを設置することになります。
ニューボーンセットはお役目御免になるので、使用できる期間は非常に短いです。
我が家は、ニューボーンセットをお下がりでもらったので、ありがたく使っていましたが、自分で定価で買うかと尋ねられたら、正直買わなくても良いかな、と思います(小声)
ちなみに、レンタルなら1ヵ月6,050円、6ヶ月8,250円で借りられます。一人しか使わないなら、新品購入よりおトクです↓
さらに安く済ませたいならメルカリがおすすめです。メルカリだと4,000円程度で購入できちゃいます。
予算が厳しければ、中古品を買うという選択肢もあり
トリップトラップはとても頑丈で長持ちするので、中古品を利用するという選択肢もありますね。
ここでは、メルカリなどで中古品を購入する際に注意しておきたいポイントをご紹介します。
中古品だと気に入ったカラーを選べないのが難点
トリップトラップは豊富な色から選べる魅力がありますが、中古品で探す場合はお気に入りの色を購入することは難しいです。稀少な色の商品は、なかなか見つからなかったり、中古にも関わらず高額だったりします。
色を選びたい場合は、新品を購入するのがおすすめ!
型番に注意!付属品が取り付けられない可能性あり
モデルチェンジが少ないトリップトラップですが、一度だけマイナーチェンジがありました。
2003年以前のモデルは旧型となります。
旧型モデルは現行のベビーガードが取り付けられないので注意が必要です。
うっかり違うモデルを買ってしまうと後悔することになるので、気を付けましょう!
旧型と新型の確認方法
旧型と新型は、8桁のシリアルナンバーを確認することで見分けられます。
旧型 | 新型 | |
---|---|---|
シリアルナンバー | 1または2からはじまる | 3以上の数字からはじまる |
シリアルナンバーは脚の裏側に記載があります。
椅子を倒して確認しましょう。
部品が全て揃っているかしっかり確認しよう
中古品を購入する場合、部品が全て揃っているか自分自身でも確認しましょう。
リサイクルショップで足置きの板が付属していないトリップトラップが売られていたという口コミも目にしました。
部品が揃っていないとベビーセットが取り付けられません。
赤ちゃん用に購入したのに、赤ちゃんが使用できない状態のものだったら悲しすぎます…
部品の不足がないかしっかり確認した上で、納得できる買い物をしましょう。
新品のトリップトラップを安く買う方法
新品のトリップトラップを安く買う方法がないか調べてみました。
Amazonではタイムセールを実施している場合があります。
2024年8月10日時点では、ウォルナットや赤、黄色など、一部の色が割引になっていました。
気になる方はAmazonをチェックしてみてください!
まとめ
この記事では、ストッケのトリップトラップについて、全ての付属品を実際に試した感想をレビューしました。
トリップトラップのメリット・デメリットと付属品の要・不要を改めてまとめておきます。
- 高さ調整が柔軟にできる
- 頑丈で壊れにくいので、長く使えばコスパも悪くない
- カラーバリエーションが豊富でおしゃれ
- トレイが丸洗いできる
- 値段が高い
- トレイやハーネスなどが別売り
- イスの脚が大きくて邪魔
- 必須:ベビーセット
- 場合による:トレイ、ハーネス
- 無くてもOK:クッション、ニューボーンセット
一日3回ある食事の時間。
良い姿勢を保つことは口腔機能の発達にも影響すると言われています。
高さが合わない椅子を使っていると、食事に集中できずに遊び食べをしたり、肘をつく癖がついてしまうことも。
食べむらなどに悩んでいるご家庭は、椅子選びの見直しも検討してみてはいかがでしょうか。
高いのは間違いないですが、個人的には納得できる商品だと感じます。
子どもの成長に合わせて大事に使っていきたいです。
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