おうちコープとパルシステムはどちらも会員最大数を誇る食材宅配サービス。
神奈川県・静岡県・山梨県は、おうちコープとパルシステムの両方のサービスが使えます。それだけに、どちらを利用しようか迷う方も多いです。
この記事では、どちらのサービスを利用するかの判断材料になるように、2つのサービスの違いについて解説します。この記事を読むことで以下がわかります。
- パルシステムとおうちコープの違い
- 安さや離乳食の充実度の比較
- 実際に使って感じたおうちコープとパルシステムを併用するメリット・デメリット
・神奈川県在住
・出産をきっかけにおうちコープとパルシステムを併用して利用
・現在1歳児を子育て中
おうちコープとパルシステムの違い
まず前提として、おうちコープとパルシステムはどちらも生協です。ただし、運営団体が異なっており、対応地域や扱っている商品や手数料などが少しずつ違います。
おうちコープ | パルシステム | |
---|---|---|
対象地域 | 3県 | 1都11県 |
品揃え | 約3,000品目 | 約1,000品目 |
価格帯 | スーパー並み | スーパーよりやや高い |
手数料 | 0~165円 | 0~270円 |
子育て世帯割引 | 妊娠中~3歳未満 | 妊娠中~1歳未満 |
離乳食 | 製品の成分表示一部無 | 品揃え多い製品の成分表示有 | 品揃え多い
安全基準 | 国の基準と同等 | 農薬は極力控え、無添加 |
支払方法 | 口座引き落とし | クレジットカード | 口座引き落し
資料請求 | コープのおうちコープの資料請求 | パルシステムの資料請求 |
おためしセット | おトクなお試しセット | 3週間のおためし宅配 |
- 料金の安さ&品揃えを重視したいのであれば、おうちコープ
- 食の安全性を重視したい方はパルシステム
をおすすめします!
それぞれの項目を詳しく説明していきます。
対象地域はパルシステムが広い
利用したくてもそもそも配達対象地域でないと、利用できませんよね。それぞれの対象エリアは以下のとおりです。
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
神奈川・静岡・山梨 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・福島・山梨・長野・静岡・新潟 |
神奈川・静岡・山梨にお住まいの方は両方のサービスを利用できます。
おうちコープの方が品揃えが多い
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
約3,000品目 | 約1,000品目 |
商品の取扱数はおうちコープの方が多く、パルシステムの3倍ほど品揃えが豊富です。
例えば、牛乳を例に見てみると、おうちコープは16種類。一方で、パルシステムは5種類の取り扱いです。
おうちコープは、COOPの独自商品に加えて、メーカー品なども多く取り扱いがあります。一方でパルシステムは独自のブランド商品がメインとなっています。
おうちコープだと、ベビーダノンやアンパンマンポテトなども取り扱いがあるので、子育て世帯にはうれしいポイントです。
選択肢が多いと、自分の好みの商品を選べるのでありがたいです。
価格帯はおうちコープの方が安いものが多い
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
スーパー並み | やや高い |
パルシステムよりおうちコープの方が全体的に安いです。商品をいくつかピックアップして価格を比較してみましょう。
おうちコープとパルシステムの商品価格比較
おうちコープ | パルシステム | |
---|---|---|
牛乳 | 257円 | 281円 |
卵(10個) | 257円 | 289円 |
食パン | 127円 | 203円 |
春キャベツ | 213円 | 213円 |
玉ねぎ1.2kg | 537円 | 419円 |
鶏むね肉1kg | 950円 | 1,058円 |
牛乳、卵、食パンはパルシステムの方が高いです。パルシステムの方がこだわりの商品が多く、その分お値段も高くなっています。例えば、パルシステムの牛乳は、一般的な超高温殺菌ではなく、低温殺菌の牛乳となっています。
一方で、野菜やお肉、お米、魚などはそこまで価格差がありません。
手数料はおうちコープの方が安く、子育て世帯の無料割引期間が長い
両サービスともに子育て世帯の割引があります。ですが、おうちコープの方がおトクな期間が長いです。
手数料については地域によっても違いがありますが、ここでは神奈川県の手数料について比較します。
妊娠中~子育て期間の無料期間
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
3歳未満まで | 妊娠中~妊娠中~1歳未満まで |
おうちコープは3歳になるまで手数料無料で使えます。
無料期間後~就学前まで
1回の利用金額 | 手数料 |
---|---|
3,500円以上 | 0円 |
0~3,500円未満 | 198円 |
1回の利用金額 | 手数料 |
---|---|
5,000円以上 | 0円 |
0~5,000円未満 | 220円 |
おうちコープとパルシステム共に、未就学児がいる世帯への割引があります。おうちコープの方が手数料が無料になる注文金額が低めに設定されています。
どちらも離乳食が充実!パルシステムの方が満足度高め
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
製品の成分表示無 | 品揃え多い製品の成分表示有 | 品揃え多い
おうちコープとパルシステム両方とも、離乳食の商品が豊富です。
生協の離乳食でとくに有名なのが、うらごしされた野菜を冷凍した「野菜キューブ」の商品。野菜キューブを使いたくて生協に加入する人も多いです。野菜キューブはおうちコープとパルシステムの両方で取り扱いがあります。
離乳食をあげるときに、
- いつからあげられる食材なのか
- どんな食材が入っているのか
は気になるポイントです。その点、パルシステムは、対象年齢や成分表示がカタログからも見やすいです。
おうちコープも、離乳食の商品には対象月齢や成分表示がありますが、パルシステムは食パンなどにも「いつから食べてもいいか」「何が入っているか」を購入前に確認しやすくて、便利です。
食パンを購入するときも、はちみつや添加物が入っていないか確認しやすく、安心して与えられました!
おうちコープだと、「原材料情報などはこちら」というボタンからクリックしないと原材料が確認できず、少し見づらかったです。
▼パルシステムの離乳食についてはこちらに詳しく書いています
【パルシステムの離乳食】おすすめ商品はコレ!人気の理由やメリット・デメリットを紹介
安全基準:パルシステムは独自の基準で検査
安全基準はおうちコープよりパルシステムの方が独自の基準を設けており、安全基準が厳格です。一方でおうちコープは国の基準に準ずるスタンスを取っています。
パルシステムでは、放射性物質検査や残留農薬検査などで独自の基準があり、公式サイトにも結果が掲載されています。
放射性物質検査の基準
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
国の定める基準で自主検査 | 一般食品は国が定める基準1/4~1/10程度 | 牛乳や乳児用食品は国が定める基準の1/5
残留農薬検査
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
国の定める基準で自主検査 | 残留農薬は国の基準の1/10以下を目標 |
支払方法:おうちコープは口座引き落としのみ
支払方法はパルシステムの方が柔軟性が高いです。
おうちコープ | パルシステム |
---|---|
※ネットバンクの利用不可 | 口座引き落としクレジットカード | 口座引き落とし
おうちコープは、支払いが口座引き落としのみで、ネットバンクが利用できないのがちょっと不便です。
おうちコープとパルシステムのどっちを選ぶ?
おうちコープとパルシステムは同じ生協ですが、比較してみると違いがあることがわかります。
どちらが優れていて、どちらが劣っているという話ではなく、特徴があるので、自分の好みに合わせて選ぶのが大事です。
ここでは、どんな人がおうちコープ・パルシステムを選ぶべきかまとめます。
おうちコープをおすすめする人
おうちコープをおすすめするのは以下の人です。
- 3歳未満のお子さんがいるご家庭
- 配達のメリットは感じるものの、費用は抑えたい方
- 一般メーカー品も購入したい方
- 国の安全基準を満たせば問題ないと思う方
価格の安さと扱っている商品数の多さが特徴なので、そこに魅力を感じる方はおうちコープを選びましょう。
パルシステムをおすすめする人
パルシステムをおすすめするのは以下の人です。
- 0歳のお子さんがいるご家庭
- 食の安全を重要視する方
- 離乳食の取り扱い商品が多い方がいい方
- ネット銀行やクレジットカードで支払いたい方
離乳食に使える商品のレパートリーの多さや有機野菜などの食の安全性にこだわりたい方はパルシステムがおすすめです。
宅配曜日で選ぶのも一つの手
宅配曜日がいつかも一つの判断基準になります。
我が家では、おうちコープは水曜日、パルシステムは金曜日の宅配でした。平日の中間に配達があり、週末は自分でスーパーに買いに行くというスタイルが我が家にはちょうどよく、おうちコープを選ぶ理由の一つになりました。
ただ、配達曜日はエリアや配達ルートによって決まるので、問い合わせて確認する必要があります。配達曜日も大事だと感じる方は、資料請求するか、問い合わフォームから連絡をして配達曜日を確認してみましょう。
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おうちコープとパルシステムの併用について
おうちコープとパルシステムは、それぞれの特徴があるので、併用して利用する方もいます。
我が家でも子どもが1歳になるまではおうちコープとパルシステムの両方を利用していました。
おうちコープとパルシステムを併用するメリット・デメリットや併用をおすすめする人について解説します。
おうちコープとパルシステムを併用するメリット・デメリット
おうちコープとパルシステムを併用するメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
週に2回配達してもらえる 比較して安い商品を選べる どちらにも便利な離乳食の商品があり、気に入った商品から広く選べる | 発注管理が面倒 両方で手数料がかかる場合がある |
週に2回配達してもらえる
おうちコープとパルシステムを併用すると、週に2回配達してもらえます。上手く配達日がずれるようであれば、冷蔵庫がパンパンになるのを避けられます。
ただし、配達曜日は選べないので、運任せ(住んでいる地域次第)になる点には注意が必要です。
実際の配達曜日を確認したい場合は、資料請求をして確認しましょう。
比較して安い商品を選べる
おうちコープとパルシステム比較すると、おうちコープの方が安い商品が多めですが、商品によってはパルシステムの方が安いものもあります。離乳食の商品では、パルシステムの方が安いことも多いです。
また、どちらも毎週特売品があります。それぞれの特売品を活用することで、コストを抑えることが可能です。サービスを併用することで、両方の価格を比較しながらお買い物できます。
どちらにも便利な離乳食の商品があり、気に入った商品から広く選べる
おうちコープとパルシステムの両サービス共に離乳食の商品が充実しています。ただし、片方のサービスでは取り扱いのない商品もあります。例えば、みじん切りが面倒な離乳食中期以降に活躍する「ちっちゃカットシリーズ」はパルシステムのみで購入可能です。
人気のうらごし野菜の商品も、若干レパートリーが異なります。サービスを併用して使うことで、離乳食のレパートリーを増やせます。
発注管理が面倒になる
おうちコープとパルシステムの両方を使うとなると、発注管理が煩雑になります。うっかり重複して頼んでしまうミスが発生する可能性も。
育休中は時間の余裕があったから問題なかった場合でも、職場復帰したら注文するのが手間…ということもありえます。
両方で手数料がかかる場合がある
おうちコープもパルシステムも1歳になるまでは手数料が無料で利用可能です。ただし、1歳を過ぎると1回の利用料次第で手数料がかかります。神奈川県の場合、1歳~小学校入学までは5,000円以上の注文で手数料が無料です。
どちらかのサービスにまとめておけば手数料が無料になったのに、注文がばらけることで、両方で手数料がかかってしまう可能性があります。
おうちコープとパルシステムの併用をおすすめするのはこんな人
ずばり、併用をおすすめするのは以下の方です。
- 妊娠中~0歳の子どもがいる人
- 離乳食を目当てにサービスの利用を考えている人
妊娠中~0歳の子どもがいる人であれば、どちらも手数料・配達料無料で使えるので、両方試しても損はないです。逆に言うと、上記以外の方は1つのサービスに絞った方がいいです。
手数料がかからないうちは両社サービスを利用して、安い商品やお気に入りの商品を選んで利用するのもおすすめです。特に離乳食の時期は、両方のサービスの商品を使うことで食材のレパートリーが増えて、役立ちました。
一方で、復職後は注文の管理が煩雑になると思い、手数料がかかるようになる1歳のタイミングでパルシステムを退会しました。
1歳になるタイミングでパルシステムは退会してしまいましたが、もし第二子を授かることがあれば、また利用しようかと思っています。
まとめ
この記事では、おうちコープとパルシステムの違いを解説しました。
安さや商品の品目数を魅力に感じる方はおうちコープ。食の安全性にこだわりたい方や離乳食の商品が豊富なことに魅力を感じる方はパルシステムをおすすめします。
以下の方はおうちコープとパルシステムを併用することも検討してみてください。
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- 妊娠中~1歳までのお子さんがいるご家庭
- 離乳食のレパートリーを増やしたい方
個人的には、子どもが1歳になるまでは注文しなくてもサービス料がかからないので、両方使ってみるのもアリだと思います。
1歳になるタイミングで、気に入った方を継続利用するか、退会するかの選択をするのがおすすめです。
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