子供が生まれたら数年はコンサートや演劇は厳しいかも…と思っていましたが、やっぱり育児中もリフレッシュしたい。
調べてみると実は託児付きのイベントが色々あることが分かりました。
素敵!ということで、早速行ってみることにしました。
今回行ったのは、ミューザ川崎シンフォニーホールのランチタイムコンサート!
ミューザ川崎シンフォニーホールのランチタイムコンサートとは
ランチタイムコンサートとは、ミューザ川崎シンフォニーホールが主催している、月一で平日に開催されているお昼のコンサートです。
40分ほどの短い時間で、ワンコイン(500円)で手軽に音楽を楽しむことができます。
クラシックだけでなく、様々なジャンルのアーティストの演奏を楽しめる形になっていて、今回私が行ったのはバンドネオン(早川純さん)とピアノ(須藤信一郎さん)のドゥオ演奏のコンサートでした。
ミューザ川崎シンフォニーホールについて
ミューザ川崎シンフォニーホールは、2004年開業のコンサートホール。
川崎を音楽で活性化しようということで「音楽のまち かわさき」をキャッチフレーズにして誕生したそう。
ホールの構造はヴィンヤード型といって、客席が舞台をすり鉢状に囲むようにして客席が配置されています。
ヴィンヤードとはブドウ畑のことで、段々畑状の客席構造になっています。
他にヴィンヤード型で有名なのはサントリーホールがあります。
ミューザ川崎シンフォニーホールは、さらに客席が螺旋状に配置されていて、音響の良さが有名とのこと。
託児情報
会場の中に託児室があり、ミューザ川崎シンフォニーホール主催の全てのコンサートで託児の利用ができます。
さらに、このランチタイムコンサートは子育て応援事業となっていて、通常の半額で利用可能です。
0歳~1歳児:3,000円 → 1,500円
2歳~12歳まで:2,000円 → 1,000円
1週間前まではキャンセル無料ですが、1週間前を過ぎると全額キャンセル料がかかります。
仕方がないことですが、直前に体調を崩した場合は涙を呑むしかないです。
体調を整えて臨みましょう!
また、託児をお願いするにあたって必要な持ち物は以下の通り。
- 0歳児:ミルク、お湯、哺乳瓶、離乳食(必要な場合)、着替え、おむつ
- 1歳児以上:着替え、おむつ、飲み物、手拭きタオル
私はなるべく荷物を減らしたかったので、液体タイプのミルクを持参しました。
この他に本人と子どもの本人確認書類とメールで送られてくる申込書兼同意書の持参が必要です。
コンサート体験レポート
駅から会場までのアクセスは抜群
ミューザ川崎シンフォニーホールへのアクセスはJR川崎駅中央西口から直結。
歩道橋デッキで繋がっていて、ベビーカーでも行きやすいです。
半分屋根がついているので、雨が降っていても濡れずに行くことができます。
ミューザ川崎=(イコール)コンサートホールだと思っていましたが、レストラン街やオフィスも入っています。
到着すると託児スタッフさんが出迎えてくれ、ちょっとしたお嬢様気分
ホールに到着すると、入口のチケットもぎりのスタッフさんがベビーカーに気づいてくださり、「今日は託児ご利用ですよね?」と声をかけてくれました。
そのまま託児スタッフの方につないでくださり、託児が行われる児童室まで案内してもらえました。
今回、託児を利用するのは私だけだったようで、なんと贅沢にもスタッフ2名体制で一人の娘のお世話をしてもらいました。どこぞのお嬢様でしょうか。
通常は0歳~1歳児は一対一の対応になるようです。
さて、娘を預けて座席に向かいます。
産後、普段の生活はいつも赤ちゃんと一緒なので、赤ちゃんを預けて座席に向かうだけでも、ギブスを外したときのような、ちょっとした開放感がありました。身体が軽い。
平日のお昼ですが、人気なようで結構埋まってました。
目の前にはパイプオルガン。客席は少しらせん状の形になっています。
元々コンサートや演劇を見に行くのが好きなので、久しぶりにこういったホールに来れたということだけでもテンションが上がります。
演奏会が始まる前、照明がすーっと暗くなって、客席のざわつきが徐々に収まり、舞台上に照明が当たり観客の集中力も高まる瞬間。
そんな、演奏が始まる前の時間がとても神聖な時間のように感じられました。
この瞬間を感じられただけでも満足感があります。
音楽に集中できる時間ってこんなに贅沢だったんだ
そして、子どもと離れて何かに集中できる時間がこんなに贅沢な時間なんだなと再認識できました。
豊かな瞑想のような時間でした(そんなに瞑想に詳しくないです。ちょっと格好つけました)。
バンドネオンって、物悲しい音、輝くように陽気な音、妖艶な音、いろいろな表現ができるんだなぁと音に浸れました。
コンサートは、40分(アンコールを入れるとなんだかんだ50分ほど)と短い時間ですが、7曲+アンコール1曲と盛りだくさんで、合間にMCで楽曲や楽器の紹介をしてくれたりと楽しませてくれました。
曲も、有名な「リベルタンゴ」だったり、「岸辺露伴は動かない」で使われていた「失われし時のワルツ」だったり(早川さん作曲)、普段あまりクラシックを聴かない人でもとっつきやすい曲が盛り込まれていました。
ランチタイムコンサートは、普段コンサートホールで音楽を聞かない方が初チャレンジするのにも良さそうです。
お客さんの9割が60代以上の方でしたが、老後の楽しみだけにしておくのはもったいない!
若い方、子育て中の方も是非聞いてみてほしいし、近くで働いているサラリーマンも休憩時間に抜け出して行ってみてほしいです。
さて、コンサートに満足して託児室に向かうと、申し送りが書かれたサンクスカードと折り紙を渡されました。
1時間ちょっとの託児なのに非常に丁寧に対応していただきました。
その他補足情報
こちらでは、赤ちゃん連れ・子連れが気になるポイントを記載します。
おむつ台・授乳室の場所
託児をしている間におむつを変えてもらえるので、おむつ台は使わないで済むことが多いと思いますが、ミューザ川崎の建物内に多目的トイレがあり、そこのおむつ台が利用できます。
授乳室については、残念ながら建物内にはないですが、預ける際に託児室の隅で授乳させてもらえました。
ちなみに、川崎駅に直結しているラゾーナ川崎の1階と4階に授乳室があります。
1階はフードコートの近く。4階はアカチャンホンポの近くです。
コンサート前後に行けるランチ場所
ミューザ川崎の中にもレストランが複数あります。
オフィスも入っているので、平日お昼時は混みますが、12~13時を外せばそこまで混雑していません。
混んでいる場合も、駅の方まで歩いてラゾーナ川崎内のフードコートにも行けるので、食事場所には困らなさそうです。
まとめ
この記事では、託児付きのミューザ川崎ランチタイムコンサートを育休中パパママにもおすすめしたくて、体験レポートを書きました。
子どもと長時間離れることにまだ不安がある方や、長時間のコンサートだと罪悪感を持ってしまう方でも、ランチタイムコンサートなら短時間なので利用しやすいです!
あらためて、オススメポイントと注意ポイントをまとめます。
- ワンコインでコンサートが楽しめて、託児費用も1,000~1,500円とお手頃
- 短時間でサクッと楽しめる
- 近くに駅ビルもあって、前後の食事場所に困らない
- 託児は公演の1週間前を過ぎると全額キャンセル料がかかる
- 平日開催なので仕事に復帰したらなかなか利用できない
なかなか休むことが難しい育児中のパパママも、託児を利用して、贅沢なひと時を過ごしてみてください。
おまけ情報~0歳児から入場できるコンサート~
今は託児で音楽を楽しみつつ、いつかは託児をせずに娘と一緒に音楽を聴きたいなぁ。
そんな希望を持っていますが、なんとそんな希望にも応えてくれるミューザ川崎!
毎年GWに0歳児から入場できるイベントを開催しているそうです。
今から親子での音楽鑑賞デビューの日が楽しみです。
<外部リンク>
ミューザ川崎シンフォニーホール公式HP:https://www.kawasaki-sym-hall.jp/
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